モノづくりの未来を考える「ファブラボ」の体験ルポ
デジタルとDIYを融合させた「モノづくり」のシリーズ、「Make」。本書は経済産業省の天才プログラマースーパークリエイター賞を2002年に受賞した著者が、新しいモノづくりの世界的ネットワークである「ファブラボ」を紹介し、また自分でも主催する「ファブラボ鎌倉」などの活動を紹介していくノンフィクションです。
ファブラボとは、新しいモノづくりである「パーソナル・ファブリケーション」を行うワークショップ。パーソナルコンピュータが、コンピュータを個々人のものに広まったように、製造業(ファブリケーション)を今度はパーソナルなものにし、斬新な発想でモノづくりを行おうというもの。
著者は、インドやボストン、バルセロナなど、世界のファブラボを体験。「電車の中で突然叫び出したくなった時にその声を納めて、あとで聞けるバッグ」などのモノづくりを紹介しています。ファブラボでは、既存のDIY道具だけでなく、電子回路とレーザーカッターやミリングマシン、ウォータージェットカッター、3Dプリンターなどの工作機械を組み合わせ、さまざまな驚くべきモノづくりが登場。エンジニアだけでなく、デザイナーやアートなども巻き込んだ楽しいムーブメントが体験できます。
著者 |
田中 浩也 |
定価 |
¥ 2,420 |
発行形態 |
単行本(ソフトカバー) |
発行日 |
2012-06-09 |
発行所 |
オライリー・ジャパン |
発行元 |
オーム社 |
判型 |
A5判 |
ページ数 |
224 ページ |
ISBNコード(13桁) |
9784873115559 |