テスト駆動開発を活用して、組み込みC開発を効率化できる本
テスト駆動開発とは、最初に実装を行わないで、テスト内容をまず決め、そのテストに合格するように開発するという手法。無駄な工程を省き、開発期間を短縮する効果があるとされます。組み込みソフトウェアは、コンピュータではなく、機械や装置に最初から組み込まれ、装置を動かしているプログラムのこと。
この本は、主にC言語を使い、優れた組み込みソフトウェアを開発するための手法を解説しています。
本書ではまず最初に、テスト駆動開発(TDD)のメリットとやり方を解き明かし、それから実際の開発についての解説を進めていきます。
また、後半部ではアジャイル型のソフトウェア開発に基づく5つの設計原則「SOLID」を提示。柔軟でテストしやすい設計の手法を語ります。
とにかく、組み込みソフトのサンプルコードが豊富に掲載され、参考になることはうけあいです。さらに、レガシーコードへのテストの追加方法についてもサンプルコードを使って詳細に解説します。テスト駆動開発を学んで開発を効率化したいと考えている、組み込みCプログラマーはぜひ読んでおきたい一冊です。
原題 |
Test Driven Development for Embedded C |
著者 |
James W. Grenning |
監訳者 |
蛸島 昭之 |
翻訳者 |
笹井 崇司 |
定価 |
¥ 3,960 |
発行形態 |
単行本(ソフトカバー) |
発行日 |
2013-04-24 |
発行所 |
オライリー・ジャパン |
発行元 |
オーム社 |
判型 |
23×18 |
ページ数 |
388 ページ |
ISBNコード(13桁) |
9784873116143 |