身近なテーマからデータ解析を学ぼう
最近はビッグデータが流行し、データサイエンスへの興味も高まっています。しかし、データサイエンティストとは、プログラミングの技術に加え、統計学や分析の知識も持ち、双方の知識を利用しながらデータ分析を行う必要があります。
本書は、そのようなデータ分析のための入門書です。対象となるのは、プログラミングがある程度できる人。そうしたプログラマーが、身の回りの現象をモデル化し、プログラミング言語としてメジャーなRubyを使ってシミュレーションを行い、その手法を解説するという本です。分析には、統計に非常に強いプログラミングソフト/言語である「R」が使われます。内容は、まずRubyとRの紹介から始まり、オフィスのフロア全体で何個のトイレが必要かを考える「オフィスとトイレの関係」、経済学の本をもとにして市場経済をシミュレートする「ランチタイムの経済学になる方法」、自分のメールをデータマイニングの手法で分析する「メールから自分を発見する」など楽しいものばかり。
データ分析について、楽しく学べるでしょう。なお、日本語版には、ポアソン分布、シャピロ・ウルク検定、ウィルコクソンの順位和検定など統計の基本的な手法を学べる「第3章 8つの魔法の習得」もついています。
原題 |
Exploring Everyday Things with R and Ruby |
著者 |
Sau Sheong Chang |
翻訳者 |
瀬戸山 雅人、河内 崇他 |
定価 |
¥ 3,080 |
発行形態 |
単行本(ソフトカバー) |
発行日 |
2013-04-26 |
発行所 |
オライリー・ジャパン |
発行元 |
オーム社 |
判型 |
23×18 |
ページ数 |
284 ページ |
ISBNコード(13桁) |
9784873116150 |