蔵書紹介3D Printing Handbook

3Dプリンターを自己表現のための新しいツールとして活用する一冊

デジタル時代の新しい「モノづくり」やDIYを考える「Make」シリーズの本書は、3Dプリンターを取り上げます。3次元スキャナ―でスキャンしたり、自分で作ったデータを樹脂などを使って立体的に出力する3Dプリンター。3Dプリンターが人気を集めてからしばらくたちますが、本書はそんな3Dプリンターを「自己表現のための新しいツール」として使い、さまざまなモノを実際に作ってみる本。3Dプリンターの仕組みから各種の造形方式、データ形式をまず解説し、モノづくりの実際に入っていきます。実践例では、フリーのCADソフトを使ったiPhoneケースの設計や、分子構造のアクセサリー、白黒画像の立体化などが紹介されています。また、3Dプリンターのサービスセンターなどの紹介なども。3Dプリンターで情報科学芸術大学院大学で3Dプリンターを備えたイノベーション工房を主催する、小林茂准教授へのインタビューも収録。