データサイエンスの世界で働く技術者たちの講義を集めた入門書
膨大なデータを集め、コンピュータに機械学習などで分析させ、深い分析結果を得たり将来予測を行う「データサイエンス」。最近非常に注目されている分野ですが、一方でその定義や手法は漠然としており、プログラマーでさえよく分からないと思っている人は多いでしょう。本書は、著者のレイチェル・シャットがコロンビア大学で行った「データサイエンス入門」という講義にもとづいて書かれた本です。ただし、本書は通常の入門書とは異なり、著名な企業の現場で働くデータサイエンティストたちが多数登場し、それぞれにデータサイエンスを行う上では、どのようなプロセスが必要か、データサイエンティストになるためにはどのようなスキルセットが必要で、どのような思考方法を選択する必要があるのかを語っていきます。Google、Microsoft、Metaなどの有名企業で使われているアルゴリズムや分析手法も紹介されており、教科書では教えてくれないような、現場での細かいノウハウや失敗例なども多数盛り込まれています。人によってはちょっと偏っていると感じられるかもしれませんが、まずは一通り読んでみてデータサイエンスの世界に触れることをお勧めします。
原題 |
Doing Data Science |
著者 |
Rachel Schutt |
|
Cathy O'Neil |
翻訳者 |
瀬戸山 雅人、石井 弓美子他 |
定価 |
¥ 3,300 |
発行形態 |
単行本(ソフトカバー) |
発行日 |
2014-10-25 |
発行所 |
オライリー・ジャパン |
発行元 |
オーム社 |
判型 |
A5判 |
ページ数 |
452 ページ |
ISBNコード(13桁) |
9784873117010 |